Googleアナリティクス4(GA4)へ切り替え

アナリティクス

2022年5月12日

Googleはユニバーサル アナリティクス(UA)を2023年7月1日に停止すると発表しました。
従来のUAから新しいGoogleアナリティクス4(GA4)に切り替える必要があります。

切り替え作業は[GA4] 設定アシスタント(ウィザード)から簡単に設定できます。

実際には切り替えではなくUAに加えてGA4をプロパティに追加する作業になり、サービス停止まではUAとGA4の両方を平行利用することができます。

気になるのがUAとGA4の違いですが、プライバシーが重視されるため性別や年齢などのユーザー属性がデフォルトでは取得できなる点が大きいかと思います。

GA4でユーザー属性を取得するにはGoogle シグナルを有効化します。
設定は簡単で、アナリティクスの[管理]から[データ設定]>[データ収集]をクリックし、[Google シグナルのデータ収集]のスイッチをオンにするだけです。

導入サイトのプライバシーポリシー等で以下の情報を開示する必要があります。
・導入済みの Google アナリティクスの広告向け機能の内容
・取得したCookieをどのように組み合わせ使用しているのか
・Google アナリティクス オプトアウト アドオン等の提示
・EU ユーザーの同意ポリシーを遵守

欧州GDPR対策が必須!?

ただし、この機能を有効にすることで、Google の広告向けの機能に関するポリシーを遵守することが求められます。
アナリティクスヘルプ「Google アナリティクスの広告向け機能に関するポリシー要件

インターネットなので欧州からのアクセスももちろんありますし、個人情報保護が厳しい欧州への対策が課題となります。
ヤフーが欧州でサービス提供を止めたのも法令順守の採算が取れないからとされています。
現段階でGDPRに抵触はしていないが今後を見据えてリスクヘッジしているとのこと。事業規模が大きいと行動も素早くなりますね。
日本経済新聞「ヤフー、欧州でサービス提供中止 法令順守の採算合わず

また、2019年の記事ですが、兵庫県警サイトがプライバシーポリシーで明記すべき情報を記載していなかったとして炎上しています。
大手企業や公共など目立つ組織は注意が必要ですね。
INTERNET Watch「兵庫県警ホームページ、利用者に告知なく導入していたGoogleアナリティクスを撤去

なお、2022年4月より日本の個人情報保護法が改正されています。
安全管理措置を公表するなどこちらも見直しが必要です。
個人情報保護委員会「改正個人情報保護法対応チェックポイント

GA4対応アクセスレポート

ドリームクラフトではGA4に対応したアクセスレポートの配信サービスを行っています。
従来は時間帯や年齢・年代のアクセスデータを掲載していたのですが、それらは表示していません。
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