2021年2月27日
愛媛県内の新型コロナウイルス感染者数は1月8日の38人をピークに減少傾向が続いています。
愛媛県内の最新感染動向
しかし、今治市内の複数事例について、変異株である可能性があると2月24日中村知事から発表がありました。
まだ確定ではありませんが、変異株の可能性が高いとのこと!
はっきりとわかるのは、国の詳しい検査結果が出る約1週間後だそうです。変異したウイルスには、英国型、南アフリカ型、ブラジル型があり、どの変異株も感染症増加が懸念されます。特に英国型は変異前に比べ5~7割感染力強くなっていると言われています。
参考)国立感染症研究所「感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について (第6報)」
変異したウイルス感染者が東京で初めて確認されたのが昨年12月です。愛媛県の発表では2月22日までに東京や大阪、岡山など1都2府14県で135人の感染者が国内で確認されています。日本では渡航歴がない人の感染例が増えているそうで心配ですね。
中村知事によると「変異株に感染した可能性のある陽性者について、不特定多数の人との接触は確認されていない。」そうです。県内で感染の広がりは見られないと説明がありました。
(追記3/3)
※国に依頼した分析の結果、4人の検体が英国型の特徴をもつことが分かりました。ウイルスの遺伝子の一部が完全に読み取れず確定には至りませんでしたが、愛媛県は変異ウイルスと同等に扱うとしています。
※4人が同時刻に同じ場所にいた事実は確認されていませんが、一部の人に共通の場所に出入りしたという接点が確認されました。同一の場所でドアノブなど物を介した接触感染の可能性がありそうです。(現在は消毒済。)
※2/28以降 今治での陽性確認は出ていないので、中村知事の会見通り「変異株による感染の広がりは見られない。」と考えられます。
ワクチン接種はいつ?
変異株にも効果があるとされる新型コロナウイルスワクチン。
気になるワクチン接種スケジュールですが、65歳以上の高齢者は4月から、基礎疾患のある方は6月頃から、一般への接種は7月頃からと予定されています。
出所)愛媛県「接種想定スケジュール(愛媛県版)」
しかし、中村知事は会見でスケジュールの遅れに言及しました。
河野担当大臣も26日の記者会見でワクチン供給の遅れを踏まえて、65歳以上の高齢者へのワクチンについて、6月末までに自治体への配送を完了すると発表しています。
つまり、高齢者ですらワクチン接種が始まるのが7月以降となりますね。一般の接種開始は11月頃でしょうか?
受験や新生活への引っ越しなどいろいろと動きのある時期です。
また Go To イート や Go Toトラベルの再開(未定)などで外出する機会は増えると思います。
これまでと変わらず感染回避の行動を徹底し、お互いに気をつけましょう。